これからの時代、ITツールの活用は欠かせません。作業効率化や必要な情報の確保という観点においてはAIなどの技術は必須になっており、それらのデータ活用までを行いたいというニーズも多くなっています。
ここでは、それらのニーズのうちデータ加工や分析などに活用が可能なテキストマイニングツール「Alkano」について紹介します。
Alkanoを利用するにあたっての初期費用やランニングコストについては、2022年7月時点公式サイトに記載がありませんでした。Q&Aにおいて価格に関する言及はありますが、「価格についてはお問合せ下さい」と記載されています。
Alkanoの強みの一つに「プログラミングなし」という点があります。データの取り込みから前処理、可視化、モデリング、そして運用までの一連の分析プロセスにおいて、直感的なGUI作業が可能になっています。
NTTデータ数理システムの長きにわたるデータサイエンス領域での実践で錬磨されたアルゴリズムが活かされており、簡単な操作で高度な分析を行うことが可能なソリューションとして取り扱われています。
また、自社開発製品なのでカスタマイズにも対応が可能です。
Alkanoの分析フローは視覚的な表現がされるため、誰が見ても理解しやすいという特徴があります。ブラウザベースでのインターフェースにより他のユーザーとの共有も容易なため、組織内での分析ノウハウの共有も可能になっています。
また、WebAPIでの利用も可能なため顧客の業務システムから呼び出して組み込むこともできます。デプロイ環境としても利用が可能なため、運用時に新たな環境を用意しなくていい点も使いやすさの一つです。
Alkanoのサポートチームでは、分析の課題を理解し解決策を提案してくれるコンサルティング業務や各種セミナー、データサイエンティストなどの人材育成プログラムの提供に加え、技術者によるサポートなどさまざまな伴走型支援メニューを提供しています。
ただシステムとして提供して終わりではなく、そのツールの業務に対する活用までを支援してもらうことができるため、顧客のデータ活用における「要」となることができます。
【コスパ?教育?知名度?】
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事故の報告をハザード(危険源)の種類に応じて自動分類する試みをテキストマイニングと機械学習を組み合わせて行った事例です。工場で蓄積されるヒヤリハットの情報を駆使することで安全教育に利用することができ、事故原因ごとなどに分類することでより適切な予防策の検討が可能になりました。
当初は海外製のソフトウェアを使っていた教育機関の事例では、画面表示が英語のため手間取る生徒がいてマイニング中のデバッグ作業が止まってしまうなど授業の進行に影響がでることがありました。こうした中で日本製のソフトウェアへの切り替えを実施し、アカデミックライセンスであれば予算面の問題もクリアできたため2015年の導入以来定員100人規模の授業において演習で利用されています。
動画引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1ykpEWEN2XQ
Alkanoには以下のような機能があります:
社名 | 株式会社NTTデータ数理システム |
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本社所在地 | 東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館1F |
電話番号 | 03-3358-1701 |
公式HP URL | https://www.msi.co.jp/alkano/ |
豊富なデータにさまざまな加工ができ、分析なども行えるデータマイニングツール「Alkano」は、あらゆる業界のさまざまな業務に活用されています。Alkanoの前身であるVisual Mining Studioなども含めた導入事例は実際に豊富であり、多くの悩みや課題を解決してきたツールであるといえるでしょう。
ノーコードの分析環境でプログラミングの経験がないようなスタッフであっても容易にデータ分析やAI・学習機能が使えるようなプラットフォームとして設計・開発されているツールですので、自社スタッフの知識や経験に不安がある方であっても気軽に導入が検討できるのではないでしょうか。
ツールごとに機能やサービス内容が様々あるテキストマイニングツール。トライアル版を出しており、アンケートやリサーチから依頼ができるツール3つを紹介いたします。
※Google検索「テキストマイニングツール」の上位16社(2022年10月時点)の中から選定。