アンケートを効果的に活用する方法は?

アンケートは多数の顧客の感想や意見を知ることができる便利なツールですが、効果的に活用してはじめて価値があります。

ここではアンケートを活用してできること、アンケートを有効活用するポイントについて解説します。

アンケートを活用したら、どんなことができる?

アンケートは、顧客の率直な意見や感想を聞ける重要なツールです。

上手く活用すれば、マーケティングに不可欠な以下の4つの情報を入手できます。

以下で、それぞれについて詳しく解説します。

商材(サービス・商品)の顧客満足度が把握できる

顧客満足度調査を実施することで、顧客の自社商材に対する不満や購買理由、ロイヤルティを可視化できます。可視化した情報は自社商材の課題や問題点を把握するのに役立ち、効果的なサービス改善に活かすことが可能。分析結果を活用して顧客の不満を解消することで売上アップを図れるほか、購買理由から売上につながる営業・接客の指針を設定できるメリットがあります。

売上の向上から業務効率化まで、ビジネスにおける幅広い悩みに活用できる調査方法です。

市場での認知度合いやブランドイメージが把握できる

認知度調査(ブランド認知度調査)やブランドイメージ調査を通じ、市場での自社商材の認知度合および顧客からのイメージを数値で把握できます。

認知度合いの把握は、市場における自社の位置を知るのに有効です。認知度の高いユーザー層や現在のマーケティング施策がうまく機能しているかを調べることができるほか、今後のシェア拡大に向けた施策を検討するのにも役立ちます。自社商材のマーケティング施策を考えるうえで活用できるアンケート調査です。

ブランドイメージ調査では自社商材に対するイメージを把握でき、自社で想定していたブランドイメージと顧客に与えているイメージとのギャップを調べられます。また、商品に対して「使いやすい」などの特定のイメージを持つユーザーがどれだけいるのかを調べたい場合にも、ブランドイメージ調査が効果を発揮します。

新商品開発のアイディアを集められる

新商品受容把握調査では、企画した商品のコンセプトがユーザーの求めるものなのかを事前に調べられます。新商品のネーミングやパッケージ、価格などを決める際の重要な指標となるほか、コンセプトの受容性が高い顧客層を事前に把握することが可能。受容性が高い顧客層を想定ターゲットとして活用することで、より効果的なマーケティング施策を検討しやすくなります。

開発者目線では気づかなかった消費者が魅力に感じるポイントを把握でき、新商品の開発に活かすことで売上アップを目指せます。

現場(従業員)の実態が把握できる

従業員を含めた現場の実態を把握したい場合、従業員満足度調査が有効です。アンケートを通じて現場の仕事内容や居心地の良さ、人間関係を数値化でき、離職率の改善や従業員の士気向上に向けた人事の効率的な施策に活用できます。

また、従業員の悩みや希望を把握することで人事異動のミスマッチを防げ、適材適所の配置が可能に。人事が抱えている課題を深く掘り下げたい場合にも、活用できるアンケート調査です。

アンケートを有効活用するポイント

アンケートは事前準備・集計・分析の3つを実施することで、有効活用できます。

事前準備編

自社に役立つアンケート集計・分析をおこなうためには、以下の事前準備が必要です。

以下でそれぞれについて詳しく解説します。

有意性があるアンケートになっているかチェックする

アンケート結果の有意性とは、統計的に正しく信頼できるデータなのかどうかということです。せっかくアンケートに回答してもらっても、信ぴょう性のない情報では意味がありません。

信頼できる情報なのか確かめる方法として、回答数と回答者の代表性の2点を確認します。回答数が少なすぎても、調査対象者の定義から外れていても、有意性があるアンケート結果とは言えません。

回答を定義しておく

アンケート集計の前に、回答を定義しなければなりません。定義した基準に従って、有効回答のみをカウントし、無効回答は省きましょう。

有効回答と無効回答を分類せずに集計すると、求めるアンケート結果とは違うものになるので注意が必要です。

集計編

アンケート結果の集計方法にはさまざまなものがありますが、以下の2点を意識することが大事です。

データはマクロ視点(全体)からミクロ視点(細部)で見る

まず、データをマクロ視点(全体の傾向)からミクロ視点(細かな部分)という流れで分析しましょう。

最初にカテゴリーなどの属性から分析すると、大きな方向性を見誤る可能性があります。マクロ視点からミクロ視点の順序で見ることで、論理的な結論を導き出せます。

集計単位を複数用意する

集計結果は、単位を変えることで印象が変わります。そのため同じデータを複数の方法で集計することをおすすめします。

たとえば同じ10人でも母数が50人なのか100人なのかによって『%』が異なります。

結果分析編

アンケート結果の分析には適切な流れがあります。

結果を可視化する適切な方法を選択する

アンケート結果はグラフ化して誰の目にも明らかにすることが大事です。アンケート結果を可視化する適切なグラフを選びましょう。

たとえば、複数回答を比較するなら棒グラフ、全体に対する割合を知りたいなら円グラフが向いています。

因果関係・相関関係の視点をもって結論付ける

アンケート結果をグラフで可視化した後は、因果関係・相関関係の視点を持って結論付けましょう。因果関係とは2つの因子が原因と結果の関係になっている場合で、相関関係とは因子同士に連動関係はあるものの、原因と結果の関係ではない場合です。

因果関係と相関関係の両方で結論付けることで、商品の売上や顧客が減った理由、ある特徴を持つ顧客の傾向などを知ることができます。

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